軽度発達障害とは?

軽度発達障害とは、知能が正常範囲にあるにも関わらず、認知、言語、社会性、運動などの機能に遅れがある障害です。 一般的には下記に挙げる自閉症、広汎性発達障害、感情障害、学習症・障害、注意欠如多動症・障害(ADHD)などが代表的です。

感情障害

子供の心理状態は発育や学習面、社交性など生活の様々な部分に影響します。 多くの精神障害は幼児期や思春期に始まり、診断されないまま数年経ってしまうこともあります。 学習能力や生活スキルが正常であっても、心理状態に問題があるとその後大きな問題になりがちです。 心理カウンセリングや処方箋などに加えて、学習面でどんなサポートが必要かを理解しましょう。

感情障害には、以下のようなものがあります。

・ 不安障害、不安症
・ うつ病
・ 双極性障害、躁うつ病
・ 行為障害
・ 摂食障害、食行動異常
・ 強迫神経症
・ トラウマ

主な特徴

  • 他の子供や教師と上手くコミュニケーションが取れず、人間関係が上手くいかない
  • 普通の生活の中で過敏な反応をする、感情の起伏が激しい
  • 不幸に感じてる瞬間やうつ状態が続く
  • 学校生活やプライベートの中で恐怖心を抱いたり、身体的に過剰反応が出る
  • 集中力がない、衝動的になる
  • 攻撃的な行動や自傷行為をする
  • 他人に興味がない、もしくは過剰な不安や恐怖心を抱く
  • 急に泣き出したり、暴れたりして子供っぽい行動を取る
  • 学校の成績が下がっている
  • 深刻な場合、誇大妄想や異常行動が見られる可能性もある

年齢により発達段階が異なります。
同年代の子供と比較した場合の特徴として参考にしてください。

家庭でできること

傾向性を知る
どんな環境や状況の時にストレスが溜まるのか、どんな環境や状況の時にリラックスしているのかを知りましょう。 たとえば、人混みが多いところが苦手など個人それぞれの傾向性があります。 傾向性を知ることによって、その環境や状況を避けたりすることもできます。 またストレスがどれくらい溜まっているのかを予想することができます。
地域のサポートグループを利用する
地域のサポートグループでは同じ障害を持った人が集まり、悩みを相談し合います。 通常、サポートグループは心理カウンセラーなどの専門家によって運営され、専門家が話し合いをまとめる役目をしています。

セラピストからのメッセージ

感情障害にはうつ病、不安症、行為障害など様々な障害が含まれます。 どの感情障害を持っているのかを知り、具体的な特徴、治療方法や対処方法を知りましょう。 診断をご希望の場合は、ぜひご相談ください。適切な専門家に診断を依頼して、診断後のレポートの解説と具体的な対策方法などをアドバイスさせていただきます。 また心理カウンセラーの紹介も行います。

感情障害を持った子供は、通常平均以上の知能を持っていますが、精神的ストレスにより勉強や学校生活に問題が生じる場合があります。 教育療法士は、ストレスと上手く付き合いながら、勉強をする方法や学校生活をより円滑に送る方法を一緒に考えて指導していきます。